2012年1月29日日曜日

かげの独り言〜アスリートのスピーチ〜

1月28日夜、テニスの全豪オープン・女子シングルス決勝をテレビで観戦した。ビクトリア・アザレンカ(22=ベラルーシ)が、4年ぶりの優勝を目指したマリア・シャラポワ(24=ロシア)を6―3、6―0で破って優勝を成し遂げた。この試合を観戦して感動したのは、二人の選手の試合中のプレイではなく、試合後の二人のスピーチである。

相手選手をたたえ、協力してくれた家族や指導者や友人らに感謝し、競技会を支えてくれた人たちに礼を述べるのは当然だ。二人のスピーチは、こういった謝辞に加えて、聞く人を引きつける魅力的な内容であった。

アスリートたちは、試合を戦うための体力や技術や精神力を要求されるだけではなく、スピーチ能力も要求される。日本でも、アスリートたちのコミュニケーション能力を高める試みが行われているが、このような能力は中学生くらいから学校教育の一環として取り組むことが必要なのであろう。

スポーツ観戦は、試合中のプレイを見るだけではなく、試合後の選手たちのスピーチを聞く機会を提供してくれる。

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