2012年4月21日土曜日

今日の本

英語を学ぼうという気にさせてくれる二冊の本に出会った。

一冊は、佐藤卯一著『おやじギャグ英語術』(飛鳥新書)である。佐藤卯一氏は72歳の現在も”はとバス”の現役ガイドとして、外国人ツアー客を相手に英語でガイドをしているのである。タイトル通り、タイミングよくギャグを入れてのガイドに心がけているそうだ。中学校英語レベルでも、外国人に通じるギャグを会話にと入れることで有効なコミュニケーションができそうだ、という気にさせてくれる本である。

もう一冊は、小倉弘著『英文表現力を豊かにする 例解 和文英訳教本 文法矯正編』(プレイス)である。タイトルから和文英訳のテキストだろうと思いながら読み進むうちに、この本は英語の読解力を高めるにも役立つ本だとわかった。たとえば、couldは<過去形>というよりも<遠い形>ととらえ、<遠い>とは<時間的に遠い>、<現実から遠い>、<人間関係が遠い>場合がある、と考えよと勧めている。そうすれば、Cloud you do〜?は人間関係の遠い人にいうのであるから、「〜していただけませんか?」という意味になることがわかるという。読み応えがあり、なかなか先に進まないが、英語と日本語の適切な対応をじょじょに理解できる楽しみがある。小倉弘著『英語表現を豊かにする 例解 和文英訳教本 公式運用編』と『英語表現を豊かにする 例解 和文英訳教本 自由英作編』も購入した。

 

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