ジョン・D・バロウ[著] 松浦俊輔、小野木明恵[訳]
『数学でわかるオリンピック100の謎』
青土社
ロンドンオリンピックの年だからであろうか、今年はスポーツに関する本が数多く出版されている。その中から今日は『数学でわかるオリンピック100の謎』をとりあげたい。
この本には、タイトル通りスポーツに関する100個のテーマを数学的思考法で説明されている。数学といっても難しい数式は一切ない。数学が苦手な人でも、文章を読み進めれば理解できるはずである。
タイトルにオリンピックとあるが必ずしもオリンピック種目だけが取り上げられているのではない。『数学でわかるスポーツ100の謎』というタイトルの方が内容を正確に表している。原著のタイトルは"100 essential THINGS YOU DIDN'T KNOW you didn't know about SPORT"である。オリンピックイヤーに絡めて日本語のタイトルにオリンピックを入れたのであろう。
この本の特徴は帯の紹介文から知ることができる。
「一見なんの関係もないような数学とスポーツ。両者をつなげる法則性に気がつけば、筋力トレーニングではみつけられない飛躍の可能性からまさかの落とし穴まで、知らないことさえ知らなかった盲点を発見できる。さあ、頭を使って身体を動かそう!」
スポーツ科学を学ぶ入門書として最適な本であるといえる。
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