2013年5月9日木曜日

筋力トレーニングの強度


筋力を強くするためには、ある程度以上の強度を筋肉に加えながら運動させることが必要である。強度が低いと筋力向上の効果は現れない。このトレーニング基本を理解していないと、筋力を高めることはできない。

私が学生だった1960〜1970年代の頃には、筋力向上のために必要な強度が十分に理解されていなかったために、今から考えると効果があまり期待できないトレーニングを行っていた。たとえば、腕力を強くするために行っていた筋トレは「腕立て伏せ」を10回、20回と繰り返すものである。繰り返すことができる回数が増えるほど、筋力が強くなったと判断していた。

ところが反復する回数が多いほど、筋力を高める効果は小さくなる。
腕立て伏せが8回以上繰り返すことができるときは、自分の体重が筋力を高められる強度よりも低いために、筋力は向上しない。

ダンベルやバーベルを利用して筋力を高めるときには、反復できる回数が6回より少なくなるような重量を利用する。反復回数が6回より多くなったら、強度を高めるようにすれば、筋力を高めていくことができる。

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