それにしても、このごろは、戦争のことは、見るのも聞くのも考えるのもつらい、という心境である。戦争待望論を唱える若い文士がいると聞いて、鳥肌の立つ思いがする。
平和の有難さは失ってみないとわからない、ということなのであろうか。失ってからでは、おそすぎるというのに。
【出典】 城山三郎 『わたしの情報日記』 集英社文庫 集英社 昭和61年10月25日 第1刷 136-137頁
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