おっさんはあきらめない。「昔はよかった」「最近の若者はなっていない」と嘆き、時代が悪いと結論づけるのだ。悪いのは時代であり、教育であり、政治であり、スマホである。自分に問題があるという可能性は脳裏をよぎらない。まして、まわりが思っているように自分が無価値だとは夢にも思わない。無価値でないかという疑念を打ち消すために、懸命に自慢しているのだから。
土屋 賢二. 長生きは老化のもと (文春文庫) (p.71). 文藝春秋. Kindle 版.
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