弁論重視の風潮にプラトンは異を唱えた。スピーチ力を磨いても、人々に一定の思い込みを与えるだけだ。弁論術は、人々に受け入れられやすくする「迎合」にすぎない。目指すべきは、善さそうに見える物ではなく、何が善いかという「知識」だ。作るべきは、口当たりのよい料理ではなく、健康によい料理だ。
土屋 賢二. 長生きは老化のもと (文春文庫) (p.27). 文藝春秋. Kindle 版.
コメントを投稿
0 件のコメント:
コメントを投稿