2023年4月18日火曜日

メモ(57) 目指すべきは知識

弁論重視の風潮にプラトンは異を唱えた。スピーチ力を磨いても、人々に一定の思い込みを与えるだけだ。弁論術は、人々に受け入れられやすくする「迎合」にすぎない。目指すべきは、善さそうに見える物ではなく、何が善いかという「知識」だ。作るべきは、口当たりのよい料理ではなく、健康によい料理だ。


土屋 賢二. 長生きは老化のもと (文春文庫) (p.27). 文藝春秋. Kindle 版. 

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